ミシン糸の豆知識
【テトロン糸】(ポリエステル100%)
絹ミシン糸を意識して開発された糸でポリエステルフィラメントミシン糸の通称を”テトロン糸”と呼びます。 テトロン糸はスパン糸より一般的には馴染みの少ない糸ですが、糸は光沢が有り、縫い目が美しく仕上がる為、高級婦人服や紳士服の縫製工場で広く使われています。 ただスパン糸に比べると少し伸度が有る為、糸調子に注意して使わないと縫い縮み(パッカリング)発生しやすくなります。
【スパン糸】(ポリエステル100%)
綿ミシン糸に変わって登場したのがポリエステルスパンミシン糸です。 ポリエステルの綿状にした短繊維を紡績し、綿糸と同様の風合いと外観を持たせてあります。 スパン糸はその縫いやすさからニット製品、カジュアル衣料等あらゆる生地の縫製に使われています。 世界的にも縫い糸の主流として流通しております。
【ウーリー糸】(ナイロン100%又はポリエステル100%)
フィラメント伸縮加工糸(かさ高加工糸)と呼ばれ合成繊維の熱可塑性を利用してウールのように伸縮性を付与した糸です。 素材としてはナイロンとポリエステルが有り、それぞれ高伸縮と低伸縮の2タイプのウーリー糸が有ります。 一般的にウーリーとして市販されているのはナイロン高伸縮タイプになります。 ニット製品全般、水着、ファンデーションの縫製、又最近では「巻きロック」でブラウス等婦人服にも使用されています。 ナイロンウーリーは素材の特性上、経時変化で僅かに黄変が発生します。 ポリエステルウーリーは黄変は有りませんがナイロンに比べると縫い上がりが少し硬い感じになるようです。
【レジロン糸】(ナイロン66 100%)
ナイロン糸に特殊樹脂加工を施し、可縫性を高めたフジックス(ミシン糸の総合メーカー)のオリジナルなミシン糸です。 適度な柔軟性と伸縮性が有り、ストレッチ素材、ファンデーション、ニット製品に使われます。
【新合繊用】(ポリエステル100%)
フィットミシン糸等に代表される糸で、テトロン糸の持つ光沢、滑らかさとスパン糸の使いやすさと生地へのなじみ良さ等、両方の特性を合わせ持った日本独自の複合ミシン糸です。
最近の婦人服、紳士服は生地が薄く、デリケートな素材が多くなり縫製後のパッカリング(縫い縮み)の防止に効果的な糸です。 ※注意点・・・各メーカー独自の規格の為、糸番手の表示と太さには各社差が有ります。
【後染め用綿糸】
綿100%のミシン糸で「フジボウカタン製」のW3Cという品番の糸です。 縫製後に染色する商品にお使い下さい。
【熱接着糸】
キング熱接着糸「メルター」は、接着力の強い合成樹脂を糸にしたもので縫製後にアイロンやプレスの熱で接着出来ます。









